Ⅰ,Start

6/11
前へ
/47ページ
次へ
「よっ!!暑い中ご苦労さん!」              「お前見たら余計汗吹き出てきた。」                                        玄関には、黒い短髪に黒縁メガネでスーツ姿の大輔が立っていた。                                       「なんでスーツなんだよ!?」               「さっきまで就職ガイダンスだったんだ。それよりさっさと入れろ。」                                       とりあえず中に入れた。   大輔とは、高校入学からの仲だ。人付き合いが嫌いで、口も悪い。プライドが高く高飛車だが、頭脳明晰でイケメンだから女子から人気がある。     正直俺も偶にカッコイいと思う。俺だったらぜってースーツとか似合わねーし。      話がズレたな。       そんなんで大輔は男子からハブられていた。大輔はいつも一人だった。一人でいる事の辛さはよく分かる。だから俺は話しかけた。                         そして今に至る。                    とりあえず俺はたまった宿題をやっつける。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加