17歳の夏…

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17歳の夏…

17歳の夏。夜中に一人で地元をふらふらしてたら、泣きながら歩いてる女の人と遭遇した。 一回見てみぬフリをしてやり過ごしたのだが、なんかいたたまれなくなって話しかけてみた。 「あ、あのぉ・・・だいじょうぶですか?」 って。すると女は 「ひぐっえっぐ・・・だいじょうぶ・・・です・・・えっぐっ」 と全然だいじょうぶじゃない。 十分くらいずっと泣きじゃくる彼女を見守っていた。 おれはこのとき、人生で一番勇気を出したかもしれない。 おっぱいもんで逃げた。
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