40人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
17歳の夏…
17歳の夏。夜中に一人で地元をふらふらしてたら、泣きながら歩いてる女の人と遭遇した。
一回見てみぬフリをしてやり過ごしたのだが、なんかいたたまれなくなって話しかけてみた。
「あ、あのぉ・・・だいじょうぶですか?」
って。すると女は
「ひぐっえっぐ・・・だいじょうぶ・・・です・・・えっぐっ」
と全然だいじょうぶじゃない。
十分くらいずっと泣きじゃくる彼女を見守っていた。
おれはこのとき、人生で一番勇気を出したかもしれない。
おっぱいもんで逃げた。
最初のコメントを投稿しよう!