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彼女は狂ったようにメールに没頭した。
「親の言いなりなんてばかばかしい。メールぐらいしたって良いじゃん。」
彼女の心に眠っていた闇が殻を破り顔出した。
数日後、突然純は恭子に言った。
「一度電話して気が合ったら俺たち付き合わない?」
彼女は動揺を隠せなかった。「付き合う…?いきなり?まだ早いよ。もっとお互いを理解しなきゃ。」
純は答えた。「恭子は俺のこと好き?俺は恭子のこと好きだ。付き合おう。もう俺待てないよ。」
純の思いがけない答えに彼女はただ呆然とするしかなかった。
しかし彼女は…
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