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「こんなに私のこと想ってくれてるの?一度電話してみよう。もしそれで良い人だったら付き合おう。」
彼女は嬉しかった。今まで片思いばかりだったあの頃を思い出せば今は幸せの頂点。自分を好きになってくれる男性がいる…。ただそれだけで嬉しかった。
翌日、恭子は純に電話をし、その日から二人は付き合うことを決めた。まだ顔も知らない男と女が…。
夜を迎えた。初めての両思い。寝ようとする度に彼の声が蘇る。「恭子が好き。」そのことを思いだせばだすほど彼女の鼓動は高鳴っていった。
結局その日の夜は眠れなかった。
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