別れと出会い

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  どれぐらい走っただろう‥ 気が付いたら家の前に居た もぅ誰も居ない家。 「ただいまぁ‥」 「‥‥‥‥‥」 「私馬鹿だ‥」 帰ってくるはずのない『おかえりなさい』を期待している自分が馬鹿だ。 玄関にはお父さんのサンダルとか弟のスニーカーとかがそのまま‥。 リビングはいつもどうり‥寝室も台所も‥全部いつもどうり‥ けど‥‥誰も居ない 「本当に本当なのね‥」 返事はない あたりまえ‥。 もぅ誰も居ない。 でも‥夢の中で寝たら夢から覚めるって誰かが言ってた気がする‥ あぁ‥お母さんだ‥。 悪夢を見たときお母さんが夢の中で寝たら起きれるからって教えてくれた‥ きっと起きたらお母さん居るよね‥ いつもみたいに朝御飯だからって‥ 叩き起こして‥ ご飯‥ 食べて‥‥‥‥‥  
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