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一平は気絶し、病院に送られていた。
「…くっ…全身痛いぜ…」一平は筋肉痛になっていた。周りには多くの患者が寝込んでいた。
「病院か…」
一平はつぶやいた。
「青年よ!やっと気づいたか」
「ヴォイス…」
そのときちょうどある女性の看護士が部屋を回っていた。
「ちょっと!病院は携帯電話使えませんよ?早く電源を切ってください!」
一平は申し訳なくうなずいて電源を切った。
「まぁ、そんなことしたって俺は喋るぞ?」
一平は焦って携帯電話を布団に隠した。
「ヴォイス頼むぜ…」
一平は布団の中でヒソヒソと携帯電話に向かってつぶやいた。
突然看護士は一平の布団の中を覗き込んだ。
「何コソコソしてるんですか!携帯電話の使用は禁止ですよ?もう…次は没収しますよ?」
一平は顔を赤くして恥ずかしく再び電源ボタンを押してベッドの横に置いた。
「いい?病院にはいろんな器具があるの!携帯電話がそう言う器具を悪くする場合があるのよ?」
一平はまた申し訳なくうなずいた。
看護士は一平に微笑んで部屋から出て行った。
「は…危機一髪…」
「どうして隠したりする?堂々とお前は火の野郎を倒したって言ってやれば分かるはずだぜ?」
「そんな訳ないんだよな…自分が選ばれたもので暗闇のエネルギー源と戦っているととても言えないぞ…」
「やはり地球でも現代はそうなってるんだな…俺達の存在を信じようとはしない…千年前とはだいぶ人の思想は変わっている」
一平は困惑した顔でヴォイスに聞いた。
「どう言う意味だ?」
「まぁ、話せば長くなるから簡単に語ろう…」
ヴォイスは携帯電話の画像を利用して、画像を使えながら説明した。
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