恋の掛け替え

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この会って間もない、何も知らない男に、強引に恋に堕とされた。何かに引っ張られるかのように、この男の胸の中へと引きこまれていった。 何もかも、奪われる。苦しく辛いばかりの恋になる予感、それさえも強く激しい思慕の炎を燃えあがらせる一因となった。 この恋にかけがえなどない。静かに、強く弓張るように私は隼人との恋に揺さぶられようとしていた…。
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