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律動は幾度となく繰り返され、その度に口の中でそれははねあがる。
「ふっ、あぁぁっ! あっ…」
正は最後に叫び声をあげ、口の中のそれも最後の叫びをあげた。
私はそこから口を放し、正の目を見つめながら、すべてを飲みほした。
肩で息をする正は、今にも泣き出しそうだった。
「つや子、どうして…」正が悲しい目で私を見つめる。思わず私は泣きそうになった。
「私がどういう女か分かったわね。今回は私も楽しませて貰ったからただでいいよ。 次からは金を持ってくるんだね。あんたいい男だから、半額でいいよ」
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