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季節はもう冬。恋人達が仲良く手を繋いでるのをよくみるようになった。息をはくと白くなるまで寒い
裕「何で俺らが買い物しに行かないとアカンねん」
昴「むっちゃ寒いわあ」
裕「何ですばるもおんねん」
昴「こっちだって何で横やねん」
裕「しゃーないやろ、ジャンケンに負けたんやから」
昴「俺かてそうや」
すばるはマフラーを首にぐるぐりま巻きにしてる。相当寒いのか口までマフラーをやっていて鼻だけ赤くなっる
すばるのくせに何やかわええし…
まあどうでもええけど?
昴「横ー俺寒い」
裕「俺もー」
昴「………」
裕「………」
すばるがゆっくり手を握ってきた。かなり冷たくてビクッて肩がびくついた
俺も寒い…さ む いから手を握りかえした
寒いからで決して繋ぎたいとかゆーんやないよ
裕「べ…別に寒いから繋いでるだけやから」
昴「俺はちょっと触れただけやし」
裕「じゃあ離せや、手」
昴「あと少ししたらな」
裕「ま…まあええけど、今日くらい」
昴「ん…」
こんな些細な事なのに、目が少し滲んだ。
すばるは気付いてへんから俺だけの秘密やけど
―END―
寒い日の特権、俺だけの秘密
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