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「ねぇ君達可愛いね…っつうかまぢ可愛いっ!他とは比べもんになんねぇくらい綺麗だねっ俺等と遊ばね?」
格好は遊び人だが顔はなかなか。本人達は相当自分に自信があるらしく、美也子達にやたら顔を接近してくる。
「ねぇ俺等と遊ぼ!?」
美也子は逃げようと由美を見た。由美は彼氏いるし当たり前だけど嫌な顔してると思っていた。しかし…
「う~んっ美也子どおする?おごってくれるって!」
え?美也子は驚いてぽかんと口を開けてしまった。由美は彼氏もいるのに何を迷うの?
「由美何言ってんの?由美には彼氏…」
由美が慌てて美也子の口をふさいだ。そして美也子の耳元で
「美也子っ顔みてみなよっあたし勇介みたいな綺麗なイケメンも好きだけどこういうイケメンのほが実はタイプなのっねっ?遊ぶくらいいいじゃん?美也子もいいチャンスだって!」
美也子は呆れた。由美がこんな人間だったなんて。何はともあれ、勇介という人を気の毒に思った。
「ちょっとだけならいいよ~?ねっ美也子!」
「まぢっやりっじゃカラオケ行こうぜっ俺達の歌声聞いたら二人共即落ちるよ!?」
二人は慣れ慣れしく美也子と由美の肩を抱いてきた。美也子は寒気がして無理矢理ふりほどいた。「美也子ちゃ~んっつめてぇっツンデレちゃん!?」
美也子ってすでに名前で…由美は何故そんなに楽しそうなのだろうか…好みと言った男とまるでカップルのように肩を許している。
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