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芹沢鴨「一体、なんの騒ぎじゃ!」
自慢の鉄扇を握りしめ、部屋に入ってきた。
哀川 龍児「おっ、俺の出番ですね」
芹沢鴨「な、なんじゃ!おぬしら、暗殺か!!
じゃが・・・」
芹沢は俺たちを見、にやりとする。
芹沢鴨「儂もナメられたものよの~。
たった三人で挑むとは、笑止千万!」
土方歳三「黙れ!誰がお前ごときに俺が戦うと言ったか。
お前の相手は龍児だ。」
哀川 龍児「そういうことだ、恨むなよ。」
スッと抜刀し、構えを取った。
芹沢鴨「小僧、傲るなよ。
返り討ちにしてやるわ。」
芹沢自慢の居合いを放った。
芹沢自身もこれで終わり、と思っていただろう。
だが、龍児はそれを大刀で受け、左の手から脇差しを抜き、みぞおちを貫いた。
芹沢鴨「な、何故こんな小僧ごときに・・・儂を誰と・・・」
しかし、腐っても鯛。さすがは近藤と肩を並べる男。
意地と気合で立ち上がった。
これには俺を含め、土方も沖田も驚いた。
沖田総司「へえ、やっぱりやりますね~
土方さんなら危ないんじゃないんですか?笑」
土方歳三「馬鹿言え!しかし・・・龍児。
大丈夫か・・・?」
俺は副長の問いかけに呼応し、構えを正眼から八相に移した。
哀川 龍児「やるな、芹沢先生よ。
そして、認めよう。
この俺が、本気で戦うに値する武士だと言うことを!!」
芹沢鴨「・・・死ね!龍児!! ウォオオオ!!!」
獅子の如き、猛攻で襲う。
俺はその刹那、眼を見開く。
哀川 龍児「神業独尊流【塵土】」
芹沢の首から下が、消えた。
土方歳三「か、微かに見えたが、その剣筋、見事だ。
」
哀川 龍児「ありがとうございます。
では、屯所に帰りましょうか。」
この時から、龍児は、鬼の副長 土方歳三、天才 沖田総司と親しくなり、新選組の中でも幹部の地位を得た。
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