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哀川 龍児「永倉さん!!?」
永倉新八「中々いい勝負じゃったな。
だが、突っ込むだけが闘いとは言えんのう。」
俺は納得したが、岡田は頭にキたようだ。
岡田以蔵「永倉先生、その闘い、儂に見せてはくれませぬか。」
いきなり永倉に構えた。
哀川 龍児「ちょ、岡田・・・」
永倉新八「龍児、いいからまかせろ。
それよりお前は任務があるんだろ?
田中なら【神田屋】で団子摘んでたぞ。 はよ行って乞い。」
哀川 龍児「・・・すいません!!」
永倉の計らいで道場を出、【甘味処~神田屋】に翔けた。
――――俺が5分ほどで着くと、田中は驚いた様子で三色団子を頬張っていた。
田中新兵衛「ふ、ふみひょう?(く、組長? と言っている)」
哀川 龍児「ハア、ハア、ぜえ・・・田中ア、捜したぜ。」
ゴクン、と団子を呑み込んで聴いた。
田中新兵衛「どおしたんですかあ?龍児組長、えらいお急ぎで。」
哀川 龍児「まあ・・・話そうや。
・・・おばちゃん、みたらし団子一つ頂戴。」
はいはい、と店主の老人が奥に行った。
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