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早速、団子を食いながら先の事を話した。
哀川 龍児「・・・・・・ってワケよ、付いて来てくれるか?」
田中新兵衛「分かりましたあ、ですが・・・一つお願いがあります。」
哀川 龍児「・・・なんだ?言ってみろ。 」
田中新兵衛「実は、・・・・・・ここのお代お願いしますっ!」
哀川 龍児「なにい!?」
タタタタタッッ
新兵衛は足早に店から逃げて行った。
どうやら金持って来てなかったらしい。
店員「―――10文になります。」
哀川 龍児「・・・ハイ。」
店を出ると、新兵衛が待っていた。
田中新兵衛「組長、ごっちゃんでーす。笑」
哀川 龍児「うるせえ、サッサと桝屋に往くぞ。」
俺達は桝屋に走った。
―――桝屋 店内
店員「いらっしゃいませ。
どういった御用件で?」
哀川 龍児「ちょっと店主に用があってな、何処にいる?」
店員「はあ、いま帳場にいますが。」
哀川 龍児「じゃあ・・・」
田中新兵衛「俺らから行くよ、ねえ龍児さん?」
哀川 龍児「あ、ああ。」
店員を他所に店の戸を開け、帳場に入った。
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