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哀川 龍児「アンタが桝屋喜右衛門か?」
桝屋喜右衛門「そうでゴザイマスが・・・どちら様で?」
田中新兵衛「ちょっとアンタと取引しようと思ってな。
奥に案内してくれるか?」
桝屋喜右衛門「左様でゴザイマスか、では奥の部屋へ案内します、どうぞ。」
俺達は一番上等な部屋に案内された。
桝屋喜右衛門「・・・お待ちしました。
それでは、まずはお名前から伺います。」
田中新兵衛「・・・龍児組長、そろそろ良いですよ。」
哀川 龍児「やっとか。
んじゃ、往くぜ!!」
桝屋喜右衛門「ちょ、ちょっと!?」
哀川 龍児「【壬生の狂犬】、そう言えばわかるよな!?」
桝屋喜右衛門「き、貴様!!
新選ぐ・・・」
ズビシィイ!!
哀川 龍児「神業独尊流【不知火】 」
田中新兵衛「組長、殺しちゃ駄目ですよお!!」
哀川 龍児「心配すんな、
峰打ちだ、死にゃせんさ。
だが、なんつー手応えの無い・・・。」
桝屋喜右衛門は床に伏せてうごめいている。
田中新兵衛「大物浪士も新選組の幹部にかかっちゃ只の雑魚ですかあ、流石ですねえ。」
哀川 龍児「んじゃ、屯所に戻るぞ。」
田中が桝屋を背負い、俺が逃げ道を確保して、屯所まで走った。
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