その四 池田屋事変

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哀川 龍児「アンタが桝屋喜右衛門か?」 桝屋喜右衛門「そうでゴザイマスが・・・どちら様で?」 田中新兵衛「ちょっとアンタと取引しようと思ってな。 奥に案内してくれるか?」 桝屋喜右衛門「左様でゴザイマスか、では奥の部屋へ案内します、どうぞ。」 俺達は一番上等な部屋に案内された。 桝屋喜右衛門「・・・お待ちしました。 それでは、まずはお名前から伺います。」 田中新兵衛「・・・龍児組長、そろそろ良いですよ。」 哀川 龍児「やっとか。 んじゃ、往くぜ!!」 桝屋喜右衛門「ちょ、ちょっと!?」 哀川 龍児「【壬生の狂犬】、そう言えばわかるよな!?」 桝屋喜右衛門「き、貴様!! 新選ぐ・・・」   ズビシィイ!! 哀川 龍児「神業独尊流【不知火】 」 田中新兵衛「組長、殺しちゃ駄目ですよお!!」 哀川 龍児「心配すんな、 峰打ちだ、死にゃせんさ。 だが、なんつー手応えの無い・・・。」 桝屋喜右衛門は床に伏せてうごめいている。 田中新兵衛「大物浪士も新選組の幹部にかかっちゃ只の雑魚ですかあ、流石ですねえ。」 哀川 龍児「んじゃ、屯所に戻るぞ。」 田中が桝屋を背負い、俺が逃げ道を確保して、屯所まで走った。
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