その四 池田屋事変

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――ガララララッ 哀川 龍児「大丈夫か、岡田!?」 道場の戸を開けると、まさにいま拮抗している岡田以蔵と永倉新八の姿があった。 近くにいた隊士に話を聞いた。 二番隊隊士「あっ、龍児組長。 この二先生、もう仕合始めて四時間になるんですよ。 いくら新選組組長でも化け物ですよ。 しかし、岡田先生は組長じゃないのに良くここまで・・・」 哀川 龍児「バカ野郎!! 岡田は土佐藩でも随一の実力だ、新選組組長とも早々敗けやしない。 だが四時間か、流石に限界だな。 止めようか・・・」 とその時、岡田以蔵が動いた。 岡田以蔵「神道無念流【瞬】!!」 永倉新八は技を確認したのち、動いた。 永倉新八「その技は見切った、 神道無念流【蜃 -シン-】」 その瞬間、周りの空気が弾けた。 ガハアッッ!! 誰かの叫び声が響いた。 スウゥ――― 視界が晴れて、一人が床に倒れていた。 そして、立っていたのは―― ―――永倉 新八。
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