その弐 壬生の英雄たち

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哀川 龍児が壬生浪士組に入隊し、一週間が経った頃・・・、京の街に不逞浪士が出現したとの情報が入った。 浪士の名は【宮本 宗助-ミヤモト ソウスケ-】。 水戸藩出身の武士で、桜田門外の変にも参加している大物浪士である。 龍児は宮本宗助の撃退の為、親友の秋月小次郎、さらに同期の藤堂平助と共に京の街に繰り出した。 ・・・・・・数分後。 哀川 龍児「そういやアンタとは初めてだったな藤堂サン。」 藤堂平助「そういやそうだな~。 北辰一刀流皆伝、藤堂平助だ。 『平助』って呼んでくれ♪」 秋月小次郎「ずいぶんと軽いですね。 私は江戸新派剣術皆伝、秋月小次郎です。 好きなように呼んで構いませんよ。」 哀川 龍児「小次郎、お前は暗すぎ。 俺の流派は神業独尊流だ。 龍児って呼んでくれゃ。」 藤堂平助「聞いたことない流派だな、ドコのだ?」 哀川 龍児「北海道だ。 永年、ロシアと戦ってきた由緒ある流派だせ?」 秋月小次郎「それは俺も知らなかったな。 それよりも・・・敵襲だ!」 辺りを見ると、土佐藩浪士らしき武士6人程に囲まれていた。 不逞浪士1「誰だァ、貴様らは?」 不逞浪士2「この辺の奴らか?見たことねぇが。」 哀川 龍児「俺らもまだ2⃣知られてないってわけか。」 藤堂平助「俺らがぁ、いま話題の【壬生浪】だぜ!」 秋月小次郎「そういうわけだ、雑魚はさっさとかかって来い。」 不逞浪士3「ナメやがって! かかれぇ!!」 こうして哀川 龍児 初めての討伐が始まった。
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