6人が本棚に入れています
本棚に追加
両手にいっぱいの花
そんなにどうしたの？
僕は彼女にいう
彼女は黙ったまま
花びらを
僕たちの思いでのように
千切り問っていく
夢を見たのかい？
それとも僕たちの未来に
何か見えたのかい？
ねぇ返事してよ…
彼女は延々と花びらに
向かっている
時々みせるその涙は
何かを願っているように…
僕は
まだわかっていない
彼女は何がほしいのか
近くにいるというのに
触れることが
できる距離なのに
遠くにいる気がする
君は何がほしいんだい？
何でもするから
だからいつもの笑顔を…
ねぇお願い…
もう…わからない人ね…
君は口に出した
僕は全く
近くにいるのに
君がわからなかった
ごめんといって
僕は君を抱きしめた
君は笑ってくれた
僕のほうが
愛されていたんだ
…僕の気持ち
わかったよね？
もうはなうらない
しなくていいんだよ
答えは
もうひとつしかないんだ
僕と君は…
最初のコメントを投稿しよう！