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少し前からアナタを信じることが
なんだか不安で仕方ないよ
それでも信じることしかできなくて
だってアナタが好きだから
もう少し素直になれば良かったね
そうすれはアナタは私のことを見ていてくれるよね?
水面(みなも)に映るアナタの影は
儚く揺れて見えなくなった
目の前に広がる景色は
それはまるで幻想のように
消えてくアナタの姿を
残していった蛍火
暗くなったこの世界で
いくつもの光が揺らめいて
それに向かって歩くことが
今の私にはできない気がした
光に背を向けることで
涙をこらえようとしたけれど
もう隣にも3歩先にもアナタはいない
私の前にはアナタとの思い出の光でできた私の影
涙を流してもはっきり見えるもの
いつまでも消えることのないような
消えてくアナタの姿を
残していった蛍火
目の前に広がる景色は
それはまるで幻想のように
消えてくアナタの姿を
残していった蛍火
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