ある夜の出会い

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「いやぁ~待ってぇ!?怪しくないからぁ!!」 人影の主は両手を挙げて無抵抗を訴えた。 「いや、怪しいだろ!?そんな格好しててよ……」 同じく副長助勤の原田さんが提灯で照らしたその人は、 真っ赤な着物を身にまとい、 赤い帽子を被り、 豊かな真っ白いヒゲを蓄えていた。 「俺、さんたくろーすって言って、聖誕祭の夜に子供たちにプレゼントを配ってるんだよ~」 すげー!!モコモコだよ!? 「かっこいいよ、Santa Claus☆」 「なんでそんなに発音いいんだッ💧」 それでも怪しいので、みんなでパチパチたきぎを囲って話を聞くことに。
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