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季節は冬の12月…
クリスマスが近づき、街は活気づいていた。
そんな中一人ぽつぽつと歩く男がいる。
彼の名前は百竹慶彦。
ごく普通の大学三年生。
彼女いない歴ギネスに挑戦中…
というわけではないが。
街はどこもかしこもクリスマスで賑わっている。
街道に連ねるたくさんのイルミネーションも輝かしい。
それらを見つめながら、百竹は思った。
「…寒ッ!」
~冬のアナタ~
時は変わってここはファミリーレストラン。
その日飲み会があった百竹はスーツ姿のまま先輩に連れてこられてここで四次会だ。
正直、体力気力共に限界である。
とりあえずメニューのチキン南蛮丼とドリンクバーを注文し、先輩の分のジュースを注ぎに行く。
ただでさえ疲れているのに冗談ではないが、逆らうことは不可能である。
ジュースを注いでいると、何杯ものコップを抱えた女の子が、こちらに歩いてきた。
見るからにこぼしそうな勢いだったが、やはりお約束のように手前でずっこけ、俺の服に少しジュースがかかってしまった。
「ご、ごめんなさい!」
「あぁ、大丈夫大丈夫。このくらいなら全然問題ないです…YO」
そこで固まる百竹。
ふとみるとそこには、最高に可愛い女の子がいた。
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