生誕

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また、目が覚めた また、聞こえる 怒鳴り声・泣き声 ふと見ると…母親が ふすまで叩かれている 俺、歩けるようになった 守らなきゃ 両手を広げ父親と母親の前に立つ 次の瞬間、 体に衝撃が走り 宙を舞う ほんの一瞬、記憶が飛ぶ 気付くと母親の腕の中 俺をかばうように抱えてる その母親の体を通して 衝撃がくる ごめんね母さん また守れなかった もっと強くなるね
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