イヴの夜に・・・

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白い粉雪が舞っているホワイトXmasイヴの夜。 僕の視界はぼやけて見えない。声だってかすれてる。 彼女との突然の別れ・・・言葉も告げずに。 「雪乃?目を開けて、お願いだから目を開けて。」 ぐったりとしている彼女は、僕の腕の中で静かに眠っている。二度と覚める事の無い夢の中で。 路上の冷たいアスファルトの上に散乱する車の窓ガラスの破片やリボンの付いた小さな箱、バックから飛び散った雪乃の私物。
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