イヴの夜に・・・

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「俺の声、聞こえてるやろ?雪乃、ねぇ、返事して。・・・誰か早く救急車呼んで・・・お願いします、お願いします。」 人ごみの中で僕は、かすれる声で、雪乃の冷たくなっていく身体を強く抱き締め叫んだ。 救急車が来たのは事故から30分も後だった。Xmasイブで酷い渋滞だったためだ。
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