日常

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「なあ、今年の新入生はどうかな」 僕は返事をするでもなく曖昧に手を振り、返事の代わりにする。 「でーたー。 おいおいイナッチ。いや稲葉浩人君! もう君とは2年間の付き合いがあんのよ。 いつも『興味ありませーん』みたいな顔してっけど、君が男色家で無いことはお見通しだ!」 「僕は二年掛かってやっとゲイ疑惑がはれたのか?ずっと疑ってたのかよ?」 「すこ~しね」
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