眩しいほど君は素敵な人でした。

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「だって、生前、無理矢理関係を迫り、断られた腹いせに、あの男と共謀し、母を嵌めた。挙げ句に私をダシにして、関係を強要した。だから、母のお腹の中の子は、あの男か貴方の子でしょう?穢らわしい。クズね。」 見下したように言い放った。親族は騒然とした。 「証拠がないじゃない!」 おばは言うが、鞄の中から探偵事務所で調べてもらった書類を突き出した。おばは真っ青な顔で崩れ落ちた。 「借金は返済されていたかのように見せ掛けて、本当は残っていた。酷い人達。母の弱味を握り、母方の祖父母がそれを肩代わり、私達がもらい受ける筈の慰謝料も貴方方が…」 甘い汁を彼らは吸って生きる害虫だった。 「まあ、父は自業自得。母の一途な愛を疑い、自殺に追い込み、私から母を奪った。罪は重いですよ。」 と言い、祖父母に向かい言い放つ。 「貴方達にもう、お金は入らないので、そのつもりでサヨウナラ」 一族は、絶望した。 「・・・良いのか?」 「良いんですよ!スッキリしました。」 晴れやかな笑顔を見せた。 その後、一族は恐喝、暴行罪、横領など、様々な罪が暴かれ、破滅の道を歩んだ。
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