1章 あたしは姫じゃない!

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「・・・ン?ァ・・・此処テメェの家か?」 「質問に答えてください!!」 男は面倒臭そうに頭を掻いた。 その男の外見は、黒髪が特徴。まだ若く青年っぽい。 「・・・俺ァ、嘉賀(カガ)ってゆーもんだ、ま、この地球とやらの住人でもねぇ」 「・・・はい?・・・地球の住人じゃない?・・・とは・・・まさかまさか宇宙人とやらの・・・」 青年は眉間に皺をよせたが 「まっ、そんなもんだ」 と返した。 (・・・熱でもある?こいつ 宇宙人なんて存在しませんよ。) 「アハハ~なーんだ・・・・・それはそれはタイヘンデスネ」 彼女はベットに入りうずくまる。 (夢か?それともあれは、あたしの想像から造りだしたモノか?・・・もしくは幽霊!?) 紗羅叉はそんな事を考えていた 「オイマテ・・・テメェ信じてネェとか言わせねェぞ」 「信じてません、これっぽっちも」 はっきり紗羅叉は言った。 ピキッと眉間に皺を寄せ 「・・・テンメェ・・・」 「信じてという方が無理がありますよ・・・幽霊なんか誰が信じるもんですか」 結局幽霊に決定 「だァれが幽霊だと?」 「他に誰が?」
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