127人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・ッ」
少し静かになったと思いきや・・・
酷く強烈な音が聞こえた。
振り返って見ると
見事に部屋に穴が開いてそこから外の景色が見えるようになった。
いわゆる破壊されたのだ。
「なな、何やってるんですか!?弁償してくださいよ!」
意外な行動に動揺。
「・・・これでちったァ信じただろ?」
青年の得意そうな顔に紗羅叉は彼の顔をじーっと見ていた。
「なんだァ?」
「・・・幽霊・・・そんなに嫌だったんですか」
「・・・当たり前だろ!」
「大丈夫・・・貴方みたいな人は絶対存在感強いから」
嘉賀の肩をポンポンっと叩いた。
「・・・情けか?同情か?」
「嫌みですよ」
紗羅叉はさらりと言った。
「・・・・・お前、グサッとくる言葉使うの好きだな」
「ドSと言ってくれてかまいませんよ・・・」
笑顔が逆に恐ろしい。
(・・・そういや何しにこの人は来たんだ?)
「・・・何しに此処にいるんですか?」
「あ、そうだった・・・お前をこっちの星に連れて来いと言う命令が出て・・・」
最初のコメントを投稿しよう!