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食後、悠斗が作ってくれたプリンを食べている5人。
「悠斗さん。これおいしいですっ」
うれしそうに京が悠斗に言う。
「ほんと、おいしいよ」
オレもそれに便乗する。
「ありがとございますぅ」
えへへとはにかむ悠斗は女顔のせいもあってか、かなり可愛い。
もう、7時をまわった。
「オレもう、帰んなきゃ」
オレが立ち上がると京がオレの服の裾をつかみ、
「帰っちゃうんですか?」
などと見上げてきいてくる。
可愛い。これは反則だね。
こんな顔してちゃ、帰るに帰れない。
この顔がオレの判断力を鈍らせる。だから、
「も、もうすこし居ようかな」
断れなかった。
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