1322人が本棚に入れています
本棚に追加
すこし、歩きまわってから、裕の家にむかう。
一応メールで、到着したことを告げ、チャイムを鳴らす。
すこし経って、扉が開いたかと思うと、裕が飛び付いてくる。
「ゆ、裕?!」
慌てて裕から離れようとするが、裕の腕はオレの腰にしっかりとまわされていて、離れられない。
「裕っ、離せっ!」
裕を一喝する。
「あ、すんません」
裕は慌ててオレから離れる。
「変態」
「な、そんなこと言わないでくださいよぉ」
「おじゃましまぁすっ」
情けない顔をする裕を無視して、ずかずかと裕の家に足を踏み入れる。
最初のコメントを投稿しよう!