12.

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「やべっ!」   オレは飛び起きた。 裕の家ということを忘れ、すっかり寝入ってしまった。   外はかなり明るい。 部屋にあった壁掛けの時計をみる。   「…12時」   6時間くらいも寝ていたのか。   ベッドから出ようとしたら、布団がかかっていることに気づく。   裕がかけてくれたのかな?   今度こそ、ベッドからでる。   裕たちの姿が見当たらない。   と思いきや、裕がソファで寝ていた。   裕の寝顔をのぞきこむと、これまたキレイな顔で寝ている。 すこし、幼さも残してて。 寝てれば裕も京にそっくりなんだと実感。 兄弟だしね。
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