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魔性は決心しました。 「私が傍にいたら、貴女に危害が及んでしまう」 「私が貴女の傍にいても貴女を守ることはできない」   若い娘はその瞬間悟りました。   「私は平気です!!貴方と一緒にいられるのなら、どんなことにも耐えてみせましょう!!」   普段、大声をださない若い娘がそれをあげたため、魔性は目を見開いたが、すぐ真剣な顔にもどり、 「いけません。それでは私の気がめいります」 「私が貴女から離れることで、それは治まるのです」   若い娘は首を大きく横にふりながら 「別れたところで私の記憶はなくなりはしません!貴方がどこかへいってしまうほうが私にはきついのです!」   若い娘は普段閉じている瞼の間から大粒の涙を流して魔性に訴えました。
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