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「どうしたの?行こうよ。それとも、まだ何か荷物届くの?」
百花は、不思議そうな顔を見せると俺に近寄り、腕を引っ張った。
ずっと
何が必要か、思い出しながら書き込んでいる姿を見ていた。
何でもない姿だが、自分のため…と思うだけで、愛しくて仕方がなかった。
「…いや、もうないよ。百花」
小さな百花を、包み込むように抱きしめた。
一瞬、驚いて身体を震わせた百花は腕の中で戸惑っている。
急に抱きしめたから、わけがわからないって所かな…
「礼斗…どうしたの?疲れた?少し休んでからにしよっか」
「いや、大丈夫。このまま帰したくないなぁ…って考えてた」
一年前よりだいぶ長くなった髪の感触を、楽しみながら撫で下ろした。
ショートカットの百花も、活発的で可愛かったが、今は女の子らしくなって綺麗になった。
「な、何言ってるの…もう。春休み中はできるだけ、礼斗のウチに来るよ。今日は、敦君も引越しだから…一応、戻らないとね」
少し頬を赤く染め、照れながら話す百花。
いつになっても、この仕種は変わらなくて好きだ。
敦がいるから、帰したくないんだが…充がいるし、部屋も一階と二階で離れているから大丈夫だとは思うが…
百花に関しては、いくらでも欲が出てきてしまう。
困りものだ。
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