第二章
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私と先生はモールを出て歩き始めた。 夜も更けてだんだん寒くなってきた。 私と先生はあの日出会ったベンチに腰掛けて私はまた、ココアの缶で手を温めた。 先生は、そっと自分のコートを脱いで私にかけてくれた。 雪がちらついてきた。 「雪だ。そう言えばあの日もこうしてここに腰掛けてたら先生がそっとコートで私の体を覆ってくれたんだっけ。私、平気なのにまるで自分の子どもに接してるみたいに心配して。」
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