Solve.41『私に惚れなさい!標的は運命の赤い糸!!』

6/22
前へ
/1087ページ
次へ
ザ・エラー 「…エラーのせいで俺を倒すことが出来ないようだな…さぁ、どうする?探偵戦隊…」 探偵戦隊「……」 ジジジジジ…! ジジジジジ…! 不快な機械音を聞きながら、探偵戦隊は次の手に困り果ててしまった。 …と、その時… ビューーッ… 上空に現れた巨大な飛行物体が、陽の光を遮り、辺りは真っ暗になった。 ザ・エラー 「……ん?」 探偵戦隊 「あ…あれは…アレスロボ!!」 ビューーーッ!! ドスンッ!! 突如現れたアレスロボは、探偵戦隊とザ・エラーの前に、二本足で降り立った。 ザ・エラー 「な…何だこれはッ?!」 ソルバーゴールド 「…これはアレスロボや!…うちのおじいちゃんの自信作やでッ!!」 力強く言ったソルバーゴールドだったが、すぐに首を傾げた。 ソルバーゴールド 「…せやけど、何でアレスロボはこんなええタイミングで…」 ソルバーグリーン 「…きっとあの"邪悪なオーラ"の捜索中に、偶然通りかかったんだろう…」 ソルバーブラック 「いや、案外偶然じゃないかもな…"神の力"ってのがそうしたのかもしれん…」 ソルバーグリーン 「フッ…確かに…」 ソルバーブラックの言葉を決して非現実だとは思わず、ソルバーグリーンは頷いた。 アレスロボ 「探偵戦隊…助ケル…ソレガ我ノ使命…」 ザ・エラー 「こ…こんなデカイのに来られたら、たまったもんじゃねぇ!!お、俺はどうしたら…」 巨大なアレスロボに見下ろされ、ザ・エラーは震える声で弱音を吐いた。 アレスロボ 「…ターゲットロックオン…」 アレスロボは、ザ・エラーに照準を合わせた。 ザ・エラー 「こ…こんな所で、くたばることになるとは…俺としたことが…」 ザ・エラーは"最期"を覚悟して、その場にうずくまった。 ピューー… …カランッ…! そこへ、雲の隙間から何かが落下してきた。 ザ・エラー 「…ん?これは?」 ザ・エラーはそれを拾い上げると、注意深く見つめた。 アレスロボ 「虹色バルカン砲…スタンバイ…」 ウィーーン… アレスロボの肩から無数の銃口が現れた。 ソルバーイエロー 「ロックオンもしたし、スタンバイも完了した…あとは発射するだけだ…」 ソルバーホワイト 「ねぇ、見て…ザ・エラーが何かを持ってるわよ…」 ソルバーホワイトに言われ、全員がザ・エラーの手元に注目した。 探偵戦隊 「あれは…!?」 ザ・エラーが手に持っていたのは… ソルバーレッド 「ま…まさか…な、何でッ?!」 …何故か"ヘルダークドリンク"の缶だった。
/1087ページ

最初のコメントを投稿しよう!

122人が本棚に入れています
本棚に追加