Solve.41『私に惚れなさい!標的は運命の赤い糸!!』

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ザ・エラー 「もう…どうにでもなれッ!!」 …プシュッ! ゴクゴクゴクゴク…! ザ・エラーは、藁(わら)にもすがる思いで缶のプルタブを開け、中身を一気に飲み干した。 ザ・エラー 「な…何だ?!か…体が…体が…巨大になっていくぅ~!!」 すると、ザ・エラーの体は一瞬にして巨大化し、すぐにアレスロボと同じ高さになった。 ソルバーブルー 「うわぁ!ザ・エラー…巨大化しちゃいましたよ!!」 ソルバーピンク 「な…何で、ヘルダークドリンク持ってるワケ!?」 ソルバーブラック 「さっき空から何かが降ってきたのが見えた…多分アレが、ヘルダークドリンクだったんだろう…」 ソルバーグリーン 「…無線でロボを呼べない以上、ココはアレスロボに任せるしかないな…」 ソルバーゴールド 「おうッ!頑張れぇー!アレスちゃ~ん!!」 皆「(ア…アレスちゃん…)」 ソルバーゴールドが付けた変なあだ名に戸惑いながら、探偵戦隊は向かい合うアレスロボとザ・エラーの方に視線を移した。 アレスロボ 「…ザ・エラー…銀河征服ガ目的…ヨッテ探偵戦隊ノ代ワリニ撃退スル…」 アレスロボはそう言って、構えた。 ザ・エラー 「フンッ…巨大化した俺を倒す?…そりゃあ無理だろう!大きくなった分、探偵戦隊に及ぼすエラーも数百倍だぁ~!!」 ザ・エラーが叫ぶと… ジジジジジ…!! 探偵戦隊 「うっ…!」 …再び探偵戦隊のヘルメットから不快な機械音が響いてきた。 そして… バグ「ギギィ!ギギィ!」 …またもや、大量のバグが地上に現れた。 ソルバーレッド 「また来たか…蹴散らすぜッ!!」 ソルバーレッドの言葉を合図に、探偵戦隊はバグ達の撃退を開始した。 ガキンッ!   ガキンッ!     ガキンッ! ザ・エラー 「うッ!ぐはッ!」 巨大化したザ・エラーは、アレスロボの拳を浴びている。 ザ・エラー 「な、何だコイツ…痛いとこをきっちり突いてくる…だが…これならどうだ?」 大きなダメージを負ったザ・エラーは、震えながら手の平をアレスロボに向けた。 アレスロボ 「……!?」 ガガッ…ガ…ガ… その瞬間、アレスロボの動きが完全に停止した。 探偵戦隊「……!?」 バグをソルバーソードで斬りまくっている探偵戦隊も、アレスロボの異常に気付いた。 ソルバーゴールド 「オイッ!アレスちゃん!どないしたんや?!…はよ動かんか~いッ!!」 ソルバーゴールドの呼び掛けにも… アレスロボ 「……」 …アレスロボは何も反応を返さなかった。
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