Solve.41『私に惚れなさい!標的は運命の赤い糸!!』

9/22
前へ
/1087ページ
次へ
バグ「ギギ!ギギ!…ギギィ…」 サーー… ザ・エラーの爆発と共に、バグ達も消滅した。 ソルバーピンク 「…あ、消えた…」 ソルバーブルー 「…ってことは…」 ソルバーゴールド 「…よっしゃあ!倒したでぇ!…さっすが、アレスちゃんやッ!」 ソルバーゴールドは、アレスロボを指差して言った。 アレスロボ 「…"邪悪ナオーラ"ノ捜索ヲ再開シマス…」 アレスロボはそう言い残すと… ビューーッ…!! …遠い空の彼方へと飛び去っていった。 ソルバーレッド 「…ハァ~!終わったぜぇ~!」 探偵戦隊「ハァー…」 ほっと一息ついた探偵戦隊は、変身を解除した。 草川「…早坂、まだ終わりじゃないぞ…」 ダニエル 「そうだぞ!…まだ心霊現象の犯人が分かっていないからな!」 南条「ねぇ、一体誰なのよ?!…私達を恐怖に陥れた最悪な犯人は~!!」 渋澤「…それは小屋に戻ってからだ…戻るぞ…」 南条「は~い…」 渋澤がそう言うと、探偵達は小屋に向かって歩き始めた。 《妃鳳園・小屋》 伊南川「……」 伊南川は、ストーブの前で椅子に腰掛けて、探偵達の帰りを黙って待っていた。 伊南川「……」 その表情は引きつっており、足はわずかに震えている。 ガラガラガラ… 伊南川「……あ!」 横開きの扉が開き、探偵達の帰りを知った伊南川は安堵の表情を浮かべた。 早坂「ただいま戻ったぜぇ~ッ!」 南条・国本 「はぁ~…無事に帰ってこれたぁ…」 枕元「こんな依頼は、二度とごめんやわぁ…」 ダニエル・クリスティ 「Yes…」 6人が依頼に対して文句を言っている間… 渋澤・草川 「……」 …渋澤と草川は、じっと伊南川の方を見つめていた。 渋澤「…あれ?伊南川さん、どうしたんですか?…何やら震えていたみたいですが…」 伊南川「…え??」 草川「…顔色も優れていないようですよ…」 伊南川「いや…別に…大丈夫ですよ…」 伊南川は慌てて、首を横に振った。 渋澤「まさか…心霊スポットで1人になったのが怖かったんじゃ?」 クリスティ 「そんなわけないじゃな~い、彼はオカルトマニアなんでしょ?…こんなところ怖くなんかないんじゃ…」 クリスティが笑いながら言ったが、渋澤と草川の顔は真面目なままだ。 草川「クリスティ…1つ言っておこう…彼はオカルトマニアなんかじゃない…」 皆「……えっ??」 草川の言葉に、渋澤以外のメンバーが驚いて声を上げた。 伊南川「……」
/1087ページ

最初のコメントを投稿しよう!

122人が本棚に入れています
本棚に追加