Solve.41『私に惚れなさい!標的は運命の赤い糸!!』

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すると、みるみる内に琢磨の容姿が変わっていき… 「…私の本当の名前は、ハート…コレクト星人なんですよ…」 …おどろおどろしい怪物のような姿へと変貌を遂げた。 女性D「ハート様ァ…」 女性E「やっぱりかっこいいわ!!」 女性F「サイコー!!」 …それでも、女性達の目はまだハートマークのままだ。 美坂「…ハート…様…」 …さらには異星人の恐ろしさをよく知っている美坂までも、ハートに見とれてしまっていた。 ハート「…フッ…自分以外の他者に好意を抱く…人間にしかない感情だ…しかし、その"力"はバカに出来ない…だから、私はそこに目をつけた…」 ハートはそう言って、美坂の目の前に顔を近づけた。 ハート「…私は恋愛とやらをしている女性をコレクト…つまり集めているのです…」 美坂「ハート様…」 美坂はハートの急接近に、頬を赤らめた。 ハート「さて…次の恋する女性を探しに行きますか…」 《スーパーモリタ前》 探偵達は、先程まで美坂がいたスーパーの前に来ていた。 早坂「…確か、ここだったよな~…美坂がいつも買い物してるスーパー…」 クリスティ 「…うん、そうよ…」 ウィーーン…… 店員「またお越し下さ~い…」 国本「ここのスーパーの中のお客さんに聞き込みしたんですが…異星人は見てないそうです…」 南条「…"買い物の邪魔しないで"って、おば様に怒られちゃったわ…」 スーパーの中から、聞き込みを終えた国本・南条が出てきて言った。 草川「…それじゃあ、次は東田通りで聞き込むか…」 枕元「…よしっ!ほんなら、早速東田通りまでダッシュや~ッ!!」 ダニエル 「…What's this??」 枕元が再び右手を天に突き上げ駆け出したところで、ダニエルが何かに気付いた。 枕元「…ん?どないしたんやッ?!」 枕元が、慌てて戻ってきた。 ダニエル 「これ…落ちていたんだが…レイコのじゃないか??」 ダニエルは、拾い上げたカバンを頭の高さまで持ち上げて言った。 クリスティ 「コレは…レイコのエコバッグよ!間違いないわ…でも、どうして…?」 南条「もしかして…その異星人に連れ去られたんじゃ…」 早坂「ハハ…何で美坂が連れ去られなきゃいけないんだよ…って、そうか…そういや恋愛してる女性が狙われてたんだっけ…」 早坂が顎に手を当てて話している時… タッタッタッ… 探偵達「……ん??」 …探偵達は、何者かの足音が近づいてくるのに気付いた。
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