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《・・・予想外なコトが起こると、人は笑うしかない》
道に迷っていた少女は、空腹に悩まされていた。
鳴り続ける腹の獣、鳴り止む術は今は無い。
彼女が気付いたときには、あるスーパーの前に立っていた。
おそらく店の前の焼き鳥の匂いに吊られたのだろう。
しかし、買える金も無くて彼女は、駐輪場の辺りで力尽きて倒れた。
直後、見知らぬ少年が声を掛けて来たので、彼女はこう返した。
『お、お腹減った・・・』
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