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3.歯車が語る。 “僕”はどうして生まれた? 『きゃはははは!亜、超面白い!!そんな質問の答え求めてんのぉ』 僕は何も言わない。 『愚問だな』 『有り得ません』 僕は何も言わない。 『くだんないから興味なーし』 僕は何も言わない。 『きゃはははは、じゃあ、私が“お別れ”の記念に答えたげる。答えはね――・・・ 無いんだよ。君にも私にも。意味なんて無いんだよ』 僕は何も、言えなかった。
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