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いいか、キーポイントは、僕の“腕”と君の“度胸”だ。
『いいかい。もう絶対解ってるだろうけど、君、宮神山賭は無能だ』
『・・・・・・がーん。無能って・・・。俺だってなんか、えーとなんか、なんかなんかなんか!!うううぅう・・・』
『ほら、無能。雨の日に無能なロイ・マスタングと違って、君は年がら年中無能だ。使えない』
『あったま来た!!俺はそりゃあ無能だけどなっ!きっと役に立つ時が来る!!例えば、ここにいる重傷者の看病とか死んだおっちゃんたちの墓をまた作ってあげるとか!!』
『そうだ。無能だって使える時は来る。それがこの上に上った瞬間現れる』
『?』
『君は必ず倒れる』
『?!なんで?!』
『それは行ってのお楽しみさ。とにかく君は必ず倒れる。で、身動きが取れない状態になり、殺される』
『マジすか?!』
『それを阻止する方法がある。僕の作戦に乗ることだ。大変クレイジーな作戦だ』
『おっしゃ、乗った』
『早っ。まあいいか。そう命を僕に預け、それにともない命を張ってくれるのか。じゃあ作戦合図は無しだ。けどそうだな、仕方ない、“賭”が攻撃合図だ。びびるなよ』
『マジすか?!おぉ!俺の名前が合図?!賭ぅ、マジ嬉しい☆』
『死ぬかもしれないよ?』
『死なないぜ。亜に俺は命を預けた!!』
『オーケー。じゃあ、やろうか』
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