プラタナス揺れる午後
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ラシェルは、木の陰で立ち止まり、汗をぬぐう。 暑いのも仕方はない。 今はまだ9月の中旬で、この暑さは、もうしばらく続くのだろう。 一瞬だけ涼しい風を感じて、彼女が顔を上げる。すると、一台の馬車がサッと側を通り過ぎ、少し向こうの角で止まったところ。 ラシェルは、籠の重みを華奢な腕でうけとめながらも、そこから降りてくる人物をただ、じっと見つめていた。
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