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「うぅ…痛い…」
俺は頬を押さえながら、早足で先を歩く姉貴についていく
って、どこまで話したんだっけ……?
って、そうそう♪俺達の旅の目的の所だったね。
俺達は、昔にいなくなっちゃった母さんを探してるんだ…
まだ小さい時にいなくなってしまったから、俺は母さんの顔も覚えてないんだけど…
ん?親父はどうしたんだって?
親父は、丁度五年前に病気で死んじゃったんだ…
レイト・スカーレット
それが、親父の名前…昔は、聖王に仕えていて、『竜鞭闘士(りゅうべんとうし)』と呼ばれてた事があったぐらいに強かったらしいんだけど…やっぱり、人間だったから、病気には勝てなかったんだ
親父は死ぬ間際に、俺達に教えてくれた…
「お前達の母さんは生きている…」
ってね…
いきなりいなくなっちゃったから、モンスターに襲われて、死んじゃったんじゃないか。って思ってたからね…
俺と、姉貴は母さんに会って伝えたい事があるんだ…
親父が死んじゃった事…
俺達が頑張って旅をしている事…
まぁ、まだまだ一杯あるけど、とにかく俺達は母さんに会いたくて、旅をしてる
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