古城

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「‼‼痛っ‼」 その瞬間,少女にまた頭痛が襲った (…どうして…?…なんであの子が?…うぅ…) (……うぅ…うぅ……) 頭痛の直後,先ほどの声とは違う声が聞こえた 「……お母さん…?それに友達の声…?なんで泣いてるの?…」 少女は頭をおさえた 少女は頭をおさえたまま,もう一度,目の前の宝石の様な物を見た 「…いや…怖い…」 先ほどまでキレイに思えたそれは…二度目に少女の目に映った時,とても恐怖を感じるものに変わっていた 「いや…‼」 少女は急いで螺旋階段を一階に向かい降りた 何が怖かったのかは……具体的にはわからない ただ…それの近くにいると… 何かを失いそうで… 永遠に何かと別れなければいけないような気がして… 大きな不安と恐怖が少女を襲った
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