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「他の扉はどうなんだろ…?」 少女は隣の扉を見た [祖父] 「[祖父]?」 少女は扉を開けた (お母さん,今日はどこに行くの?) (今日は車でおじいちゃんの家まで行くのよ) (おじいちゃんにちゃんと挨拶するんだよ) (うん‼わかった‼) 「これ…初めておじいちゃんの家に行った時のだ」 扉の場面は祖父の家に変わった (おじいちゃぁん‼) (はっはっは‼元気だったかぁ?) (うん‼あっ‼忘れてたぁ‼おじいちゃん,こんにちゎぁ) (はぃ‼こんにちは‼ちゃんと挨拶出来て偉いなぁ‼) 「おじいちゃん……この時は…まだ元気だったんだよね……」 少女は目に涙を浮かべながら言った 少女の祖父はこの2年後に病気で他界していた 「おじいちゃん…ぅぅ……」 扉の光景は消え,少女は静かに扉を閉めた
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