3/5
前へ
/37ページ
次へ
(…こっち…) 「え?だ…誰?」 不意に聞こえたその声は,少女の頭の中で話しているように聞こえていた。 「……こっち?」 頭の中で聞こえたはずの声だったが,少女には[こっち]がどの方向か不思議と理解出来た 「………こっちに何かあるの?……」 少女はその方向に歩き始めた 夜の森 月明かりのみの状況で少女は[こっち]に向かって歩いた
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加