古城

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どのくらい歩いただろうか…… 日中なら太陽の傾き加減でおおよその時間はわかるが…… 月明かりがあるとはいえ,暗い森… 周りは虫の声しか聞こえないこの森で時間を知るのは至難だろう 「あっ……あれは」 不意に森が開けたと同時にとても大きな古城が目に入った 「……大きい…」 初めてみる古城に少女は呆然と立ち尽くし見上げていた 「……水の音がする……」 少女は水の音がする方へ歩いた 「うわぁあ,広ぉい」 城の前方にはとても広い湖がひろがっていた 初めてみるとても広い湖に少女は再度立ち尽くした 湖には円い満月が映り,とても綺麗だった
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