はじめに

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はじめに

死体の数をいくつにするか。 まず、それから考え始める。 最初に2つ。これは確定。この二つがなければ話にならない。 それから、次の一つ。 問題は、そこからだ。 四つ目の死体には、ある「仕掛け」が必要だ。 五つ目の死体も同様。 なるべくなら、四つ目の死体で終わらせておきたいところだが、ここから先は相手の話なので、こちら側の都合だけでは決められない。 四つ、五つ、いや――― 最悪六つ目の死体を覚悟しなければいけないだろう。
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