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暗い夜にキラキラと光飾られたイルミネーション、そして大きな広場に飾られた巨大なクリスマスツリー。
小さな子どもを連れて楽しそうに笑いあう家族の声、二人っきりの時間を楽しむ恋人達…。
今日はクリスマス…俺の大嫌いな日……
バージルと再開するまでは…クリスマスといったら、小さい頃の…親父と母さんとバージルと俺の4人で出掛けたり、家でパーティーをしたり、サンタに会いたいと起きていようと頑張っていたこと…そんな家族との思い出しかなくて、ちょっと羨ましく思うだけで…別にそんなにも寂しくは無かった。
だけど…バージルと再開して、二人でクリスマスを…恋人達のような甘い甘い夜を過ごしてから変わった…。
再びいなくなったバージルにまた会えたと思ったのに、俺を置いて…俺を一人にして、バージルは魔界へと落ちてしまった…
もう…バージルには会うことは出来ない……
それからクリスマスが来るたびに、家族との思い出よりも、バージルと過ごしたクリスマスを思い出して…寂しくて、バージルに会いたくて……
「……バージル………」
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