∫蛙の刑∫

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少年は、両親の仕事の都合によりその町に引っ越してきた。 右も左も分からない町だったが両親は外に出て友達を作れと行った。  少年が近所の公園に出てみると同じ年頃くらいの男の子と女の子が遊んでいた。 仲間に入れてもらおうと近くに寄ると、それはどこか目つきが鋭い二人だったが、意外と簡単に仲間に入れてくれた。   そのうち男の子が少年に聞いてきた…。 『ねぇ、犬の刑、猫の刑、蛙の刑、牛の刑、カラスの刑どれが良い?』 『え??』 少年は男の子が言っている事が分からなかったが、どうやら二人の間で決まった遊びがあるらしい…。
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