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「ねぇ、契約して」
小さな黒髪が綺麗なポニーテールの女の子が言った。
「けいやく？誓いじゃ無いの？テレビじゃ誓いってゆってたよ？」
男の子がまさしく何それ？みたいな顔をしている
「これって【けっこんしき】だよね？」
「そうだよ。もしかして嫌？わたしのこと嫌いなの」
女の子が今にも泣きそうな表情になると
「ううん、好きだよ。」
慌てたように頷く男の子
「だったらこの紙に名前かいてよ、契約して、ね？」
どこからか一枚の紙を出し男の子に渡す
「うん、名前かけばいいんだね？、なまえ、なまえ・・・うーんと、はい」
名前を書いて女の子に渡す
「うん、ありがと」
紙をもらうと満面の笑みをみせる
「あっちいって遊ぼ」
男の子の腕をとり駆け出して行く
「けっこんしきは？」
「もう終わったからいいの」
二人は楽しそうに走って行く
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